鳩ヶ谷駅　徒歩４分　川口市坂下町の歯科医院よつば歯科の井上です

先日、認知症についてのセミナーに参加してきました

「歯科医師が知っておきたい医学的知識　　神経内科・認知症」

というセミナーです

神経内科の先生が講師となり、認知症について説明がありました

セミナーの題名に「歯科医師が知っておきたい」とあるだけに、

内容はちょっと難しかったですが

なるほどなぁ～と思うこともあり、興味深くお話しを聞くことができました

認知症とひとことで言っても、症状はさまざま

アルツハイマー型、脳血管性認知症、レビー小体認知症・・・

それぞれに特徴があり、脳のＭＲＩ画像にも違いがありました

セミナーを聞きながら、「認知症」と診断されている患者さんの様子が頭に浮かび

こんな時、こんな感じあるな

こんな対応をするといいのか

と参考になりました

認知症状の回復は、目になかなか見えないし変化を感じにくい・・・

介護をする家族の負担はとても大きい

口腔ケアは、歯ぐきの腫れや出血がおさまるなど、結果が見えやすい

家族も手ごたえとして感じやすいので、喜んでもらえます

と講師の先生が話していました

医科の先生から褒めていただいたようで、嬉しかったです

お家におじゃますると、「この人、なにも分からなくなっちゃって」　「いつまで続くのかしら・・・」など

家族の方から、不安の声を聞くことがあります

正直、なんと返答していいか分からないこともあります

うんうん・・・と話を聞いているうちに、家族の方の気持ちが落ち着く時もあります

私たち歯科は、直接、認知症状の悩みを改善することはできません

治療や口腔ケアを通じて、家族と一緒に喜んだり笑ったり　（たまには悲しむときも）　することはできます

これからも、患者さん、患者さんの家族の気持ちに寄り添っていきたいと思いました